いよいよ梅雨が明け、本格的な夏の到来です。
連日猛暑で体力を削られていますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか？
汗を沢山かきますので水分補給は重要ですが、水分をしっかり摂っても疲れが取れないことがあります。
疲れに対して栄養ドリンクやビタミン剤などでの補給もありますが、漢方的な考えですと、汗は水分ですが、気血水的には汗をかくと「水」と同時に「気」も漏れ出てしまっているととらえます。
「気」が漏れ出てしまうことにより、元気も無くなっていくことが、気の消耗により疲れがなかなかとれないということを表しています。
また、汗が出るということは、体内に熱がこもっており、その熱を冷ますために汗による気化熱を利用しているのですが、あまりに大量の発汗は前述のように体力を落としてしまいます。
このような時には、体内の熱を冷ますため「牛黄清心元」を適宜服用することで、熱を冷まし熱中症の予防を行いながら、「生脈散」という漢方薬で失われた「気」と「水」を補っていきます。
また、これらの漢方薬を予防的に服用されると、疲れを残さず快適に過ごせるようになると思われます。
このような漢方薬を利用して、この暑い夏を乗り切っていきましょう！
